志望理由書の書き方・無料作成ツール
大学・大学院・専門学校の入試(総合型選抜・学校推薦型選抜・一般入試)で求められる志望理由書。構成テンプレートから文字数別の書き方、NG例まで解説します。AIの作成ツールを使えば、志望理由書の下書きを無料で作成できます(登録なしでもお試し可)。
学校の種類別に見る志望理由書の書き方
大学・専門学校・総合型選抜・看護学校では、求められる内容と文字数が異なります。志望する学校の種類から、構成と完成例文を確認してください。
大学の志望理由書の書き方
文系・理系・総合型選抜の完成例文3本、800字を400字に縮めた圧縮版、書き出しと締めの型
専門学校の志望理由書の書き方
看護・美容・IT・調理の例文と200字版
総合型選抜・学校推薦型の志望理由書
出願スケジュール、例文、面接での志望理由との一貫性
看護学校の志望理由書の書き方
看護学校・看護学部向けの例文3本
志望理由書と志望動機の違い
志望理由書(入試)
- 提出先
- 大学・専門学校の入試
- 構成の軸
- 将来の目標 → なぜこの学校か → 学びの計画
- ポイント
- 学問的関心と研究計画が中心。教授名・カリキュラムなど学校固有の情報が重要
志望動機(就活・転職)
- 提出先
- 企業の採用選考
- 構成の軸
- なぜこの業界か → なぜこの企業か → 自分のスキル・経験
- ポイント
- 即戦力性やビジネスへの貢献が中心。業界研究・企業研究が重要
志望理由書の書き方 5つのステップ
以下の5つの要素を順番に組み立てると、論理的で説得力のある志望理由書が完成します。
将来の目標・やりたいことを明確にする
志望理由書の出発点は「将来どうなりたいか」です。研究分野・職業・社会への貢献など、大学で学ぶことの先にある目標を冒頭で示しましょう。曖昧な夢ではなく、行動や関心の裏づけがある目標が説得力を持ちます。
私は将来、〇〇の分野で△△に取り組みたいと考えています。
そう考えるようになったきっかけ
目標を持つに至った体験を一つ、具体的に書きます。部活動、ボランティア、授業での出来事、身近な問題への気づきなど、自分の言葉で語れるエピソードを選びましょう。ありふれた出来事でも、そこから何を考えたかが重要です。
このように考えるようになったのは、高校〇年生の時に△△を経験したことがきっかけです。
なぜこの学校・学部なのか
志望理由書で最も差がつくパートです。パンフレットやWebサイトで調べた具体的な情報——教授の研究テーマ、カリキュラムの特色、実習制度、研究設備などを挙げ、自分の目標との接点を示します。オープンキャンパスに参加した経験があれば、そこで得た印象に触れると信憑性が増します。
貴学の○○学部では、△△教授の□□に関する研究が行われており、私の関心と直接つながっています。
入学後の学びの計画
入学したらどの授業を履修し、どんなゼミ・研究室に入り、何を学びたいか。4年間(または2年間)の見通しを書きます。漠然と「勉強を頑張りたい」ではなく、具体的な科目名や活動に触れることで、本気度と下調べの深さが伝わります。
入学後はまず○○学や△△学の基礎を固め、3年次からは□□ゼミで◇◇について研究したいと考えています。
決意・まとめ
最後に、この学校で学ぶ決意を簡潔に述べます。前のステップで書いた目標・きっかけ・学校の魅力・学びの計画を自然につなげ、「だからこの学校で学びたい」という結論に着地させます。
以上の理由から、貴学の○○学部で学ぶことが私の目標への最短の道だと確信し、志望いたします。
文字数別の書き方ガイド
400字(短め)
結論→きっかけ→学校の魅力→決意の4段構成。各パートは2〜3文で簡潔に。削る勇気が大事
600〜800字(標準)
最も多い指定文字数。各パートを丁寧に展開でき、エピソードも一つしっかり書ける
1,000字以上
エピソードを二つ入れる、学びの計画を学年ごとに書くなど、深掘りの余地がある。冗長にならないよう注意
指定なし
600〜800字程度が無難。短すぎると熱意不足、長すぎると冗長な印象を与える
志望理由書の例文(大学・専門学校)
総合型選抜・学校推薦型選抜・専門学校の3パターンを、800字・600字・400字で書いた完成例文です。上の5ステップの構成をそのまま踏んでいるので、自分の学部・経験に置き換えて使えます。
経済学部・総合型選抜(商店街の衰退への問題意識から)
※ 上記は例文です(804字)。教授名・授業名・エピソードはご自身の情報に書き換えてください。
看護学部・学校推薦型選抜(祖母の在宅療養の経験から)
※ 上記は例文です(614字)。教授名・授業名・エピソードはご自身の情報に書き換えてください。
保育士養成の専門学校(乳児保育を専門にしたい)
※ 上記は例文です(407字)。教授名・授業名・エピソードはご自身の情報に書き換えてください。
文字数の指定がない志望理由書・A4用紙1枚・書式自由の場合の書き方
「志望理由書は文字数指定なし、A4用紙1枚、書式自由」という募集要項を見て手が止まる受験生は多いです。学校によっては「志願理由書」と呼びますが、志望理由書と同じ書類で、「なぜこの学校で学びたいのか」を審査する目的も同じです。文字数の指定がない場合は600〜800字を目安にしてください。A4用紙1枚に読みやすい大きさ(パソコンなら10.5〜11pt、手書きなら1行30字前後)で収まる分量がちょうどこの範囲だからです。400字では「学びの計画」が薄くなり、1,000字を超えると1枚に収まらず、数百枚を読む教員に最後まで読まれないリスクがあります。
書式自由のA4用紙1枚は、4〜5段落の構成が基本です。冒頭で将来の目標と志望学部を1〜2文で述べ、続いて「きっかけ」「なぜこの学校か」「学びの計画」「決意」の順に段落を分けます。見出しは必須ではありませんが、「1. 将来の目標」のような小見出しを付けると、審査する教員が要点を拾いやすくなります。ただし見出しの分だけ本文の行数が減るので、800字近くになるなら見出しを外し、各段落の1文目に結論を置く書き方に切り替えてください。余白は上下左右20〜25mm、行間は1.15〜1.5倍を目安にし、用紙の上部に氏名・受験番号・志望学部を1行で書きます。
手書き指定とパソコン作成では注意点が異なります。手書きなら黒のボールペンで、鉛筆で薄く下書きしてから清書し、消せるボールペンは使いません。書き損じは修正液で直さず、新しい用紙に書き直すのが原則です。字の上手さより、文字の大きさをそろえて段落の頭を1字下げることが読みやすさにつながります。パソコン作成が認められている場合は、明朝体10.5〜11ptで余白と行間を統一し、PDF提出ならファイル名を「志望理由書_氏名」のようにします。どちらの場合も、提出前に募集要項の「用紙」「筆記用具」「提出方法」を再確認し、不明な点は入試課に電話で確認すると安心です。
志望理由書のテンプレート(穴埋め式)とAIでの下書きの使い方
【ステップ1・将来の目標】「私が目指しているのは、〇〇として△△の□□を解決することです。その実現に必要な◇◇を学ぶため、貴学●●学部を志望いたします。」〇〇には職業や役割(訪問看護師、自治体の産業振興担当など)、△△には対象(在宅で療養する高齢者、地方の商店街など)、□□には課題を入れます。職業名だけで終わらせず「誰の何を解決するか」まで書くのがポイントです。「看護師になりたい」より「在宅療養する高齢者と家族を支える訪問看護師になりたい」のほうが、後に続く「なぜこの学校か」との結びつきが強くなります。
【ステップ2・きっかけ】「この目標の原点は、高校〇年の△△で□□に直面したことです。そこで◇◇という課題に気づき、●●について自分で調べるようになりました。」△△には部活動、探究学習、職場体験、ボランティア、家族の出来事などの場面、□□には具体的な出来事、◇◇には自分で見つけた課題を入れます。「感動した」「憧れた」で終わらせず、「何に気づき、そこから何を調べたか」まで書くと、総合型選抜で重視される主体性が伝わります。人数・日数・割合などの数字を1つ入れると具体性が上がります。
【ステップ3・なぜこの学校か】「貴学を志望する最大の理由は、〇〇(授業名・実習名・プログラム名)を通じて△△を実践的に学べる点です。オープンキャンパスで□□教授の◇◇(講義名・研究テーマ)に触れ、●●という考え方に共感しました。」他の大学名に置き換えると成立しなくなる内容にするのが鉄則です。大学のWebサイトのシラバス、教員紹介ページ、学部パンフレットから、授業名・研究テーマ・実習先・取得できる資格を最低2つ拾って書き込んでください。「教育理念に共感した」だけでは、どの大学にも当てはまるため評価されません。
【ステップ4・学びの計画】「入学後は、1年次に〇〇の基礎を身につけ、2年次以降は△△(コース・演習・研究室)で□□をテーマに学びを深めます。あわせて◇◇(資格取得・留学・課外活動)に取り組み、●●の力を養いたいと考えています。」学年ごとに何をするかを時系列で書くと、カリキュラムを理解していることが伝わります。卒業論文や卒業制作のテーマ案まで書ければ理想ですが、決まっていなければ「□□の分野を中心に」と方向性を示せば十分です。ステップ1の目標に必要な力と対応させることが大切です。
【ステップ5・決意】「高校で培った〇〇の力を土台に、△△として社会に貢献できる人材になるため、貴学で学びたいと考えております。」〇〇には部活動や探究活動で身につけた具体的な力(現場に足を運んで話を聞く姿勢、データを集めて分析する力など)、△△にはステップ1の目標を短く言い換えた表現を入れます。最後の段落は2〜3文で十分です。新しい話題を出さず、ステップ1と対応する形で締めると全体に一貫性が生まれます。「精一杯頑張ります」「よろしくお願いいたします」のような挨拶で終わるのは、字数の無駄になるので避けてください。
テンプレートを埋めるのが難しいときは、生成AIで下書きを作る方法が有効です。当サイトのAI作成ツールに志望学部、きっかけの経験、学びたい授業名を入力すると、5ステップ構成の下書きが数十秒で出力されます。ただし丸写しでの提出は避けてください。AIは教授名や実習名を仮の内容で埋めることがあり、そのまま出すと面接で「その授業のどこに惹かれましたか」と聞かれて答えられず、矛盾が出ます。正しい使い方は、AIの下書きで構成と流れを確認したうえで、固有名詞・数字・エピソードを自分が実際に経験したことに差し替え、面接で口頭で説明できる状態まで自分の言葉に直すことです。
避けるべきNG表現と改善例
志望理由書でよく使われるものの、入試の評価ではマイナスになりやすい表現です。
どの学校にも使える汎用的な表現。具体的にどの伝統・実績かが不明。
「貴学の○○学部が開設以来30年にわたり△△分野で積み上げてきた□□の実績に惹かれました」
何を学びたいかが曖昧。大学は専門性を深める場として志望されるべき。
「○○学を軸に、関連する△△や□□の知識も体系的に学びたい」
感想だけで、学びの内容に踏み込んでいない。
「オープンキャンパスで○○教授の模擬講義を受け、△△という考え方に強い関心を持ちました」
事実でも志望理由書に書くべきではない。学問的な動機が求められている。
立地や学費は志望理由書には書かず、面接で聞かれた場合に補足として触れる程度に
よくある質問
Q. 志望理由書と志望動機の違いは?
志望理由書は主に大学・専門学校の入試で提出する書類で、「なぜこの学校・学部で学びたいのか」を学問的な関心を中心に書きます。一方、志望動機は就職・転職活動で「なぜこの企業で働きたいか」を書くものです。共通する構成力(結論→根拠→具体例)はありますが、求められる内容の方向性が異なります。
Q. 志望理由書は何文字くらいがいい?
学校の指定に従うのが基本です。指定がない場合は600〜800字程度が標準です。指定文字数の8割以上は必ず埋めましょう。短すぎると熱意不足と受け取られます。
Q. AIで志望理由書を作ってもいい?
下書きとして活用するのは効果的です。AIで構成と骨格を作り、自分だけのエピソード・具体的な学校情報・自分の言葉で肉付けする使い方がおすすめです。丸写しは文章に個性がなくなるため避けましょう。
Q. 将来の目標がまだはっきりしていない場合は?
「明確ではないが、○○に関心がある」という書き方でも大丈夫です。大切なのは、その関心がどこから来ているかのエピソードと、大学で探究したいという姿勢を示すこと。入学後に見つけたいという前向きな姿勢は評価されます。