美容科・AO入試(くせ毛を乾いたまま切ってもらった経験から)
私は将来、お客様の髪質を見極め、毎朝の手入れまで考えた髪型を提案できる美容師になりたいと考え、貴校美容科を志望いたします。きっかけは、強いくせ毛に悩んでいた私の髪を、ある美容師の方が変えてくださったことです。中学生の頃の私は、広がる髪をヘアアイロンで伸ばすため、毎朝の髪の支度に40分ほどかけていました。高校1年の春に訪れた美容室で、その方は、乾いたままの髪を少しずつすくい、くせの向きを確かめながら切ってくださいました。さらに、根元から先に乾かす手順を、ドライヤーの向きまで見せて教えてくださいました。翌日から2週間、髪の支度にかかった時間を記録すると、平均で15分に縮み、雨の日も髪がまとまるようになりました。切り方ひとつで毎朝の過ごし方まで変わると知り、美容師を目指すと決めました。同時に、なぜ濡らさずに切ったのかという疑問が残り、次に訪れた日に尋ねました。くせ毛は濡れるとくせが伸びて見えるため、乾いた状態で見ないと仕上がりの形が読めないそうです。髪質を見極める知識と、手入れの仕方を言葉で伝える力の両方が、美容師の技術なのだと分かりました。貴校を選んだ理由は二つです。一つは、1年次の『△△実習』で、髪質の違うモデルを相手にカットを練習できることです。もう一つは、体験入学で〇〇先生が、切る前に髪をさわって状態を確かめる手順を、生徒一人ひとりの手元を見ながら教えてくださったことです。あの美容師の方と同じ確かめ方を、基礎から学べると感じました。入学後は、1年次にシャンプーやカット、ワインディングの基礎技術と、髪や皮膚の仕組みを学ぶ座学に取り組み、2年次は国家試験の対策と並行して、くせを生かすカットを磨きます。卒業後はサロンで経験を積み、お客様の髪質を見極め、毎朝の手入れまで考えた髪型を提案できる美容師として、くせ毛に悩む方の力になりたいと考えております。
800字・美容師志望(AO入試)
この例文のポイント
- 強いくせ毛という自分の悩みと、髪の支度にかかる時間を2週間記録した数字(40分から15分)から書き、切り方で毎朝が変わるという気づきを体験で裏づけています。
- 「なぜ濡らさずに切ったのか」を美容師に尋ねた場面を入れ、技術の理由まで知ろうとする姿勢を示しています。AO入試の面接や面談で掘り下げられても、この場面から話を広げられます。
- 学校を選んだ理由を、髪質の違うモデルで練習できる実習と、体験入学で見た指導の2つに絞り、2年次の国家試験対策から卒業後のサロンまでを、書き出しの美容師像に戻してまとめています。