動物専門学校の志望動機・志望理由書

動物専門学校の志望動機・志望理由書の書き方と例文3本

動物専門学校の志望動機(志望理由書)で問われるのは、「動物が好き」という気持ちの先に、どの仕事に就きたいのか、なぜそれを専門学校で学ぶのかまで考えられているかです。このページでは、動物専門学校が志望動機で見る3つの観点を説明したうえで、愛玩動物看護師(800字)・トリマー(600字)・ドッグトレーナー(400字)の例文と、願書の短い欄に使える200字版、面接でよく聞かれる質問と答え方、「命を救いたい」のような言葉で終わる文章の直し方を紹介します。動物看護師になりたい理由の書き方、「動物が好き」以外に書くこと、短くまとめるコツ、動物病院や動物園に就職するときの志望動機との違いは、よくある質問の章で扱っています。

動物専門学校の志望理由書を3ステップで書く

  1. 1
    動物専門学校の志望動機は、愛玩動物看護師・トリマー・ドッグトレーナー・飼育員などから目指す職業を1つに決め、その職業を選んだきっかけの場面を、日数や回数などの数字を添えて書くところから始めます。
  2. 2
    専門学校で学ぶ理由は、愛玩動物看護師なら指定を受けた養成所で3年以上学ぶと国家試験を受けられること、ほかの職業なら実習で身につく技術で示し、「なぜこの学校か」はオープンキャンパスで確かめた特色で説明します。
  3. 3
    後半は、基礎から実習、国家試験や資格の準備へと進む年次ごとの学びと、卒業後に働きたい動物病院やサロンなどの現場を書き、書き出しで挙げた職業の姿に戻って締めます。

このページが向いている人:愛玩動物看護師(動物看護師)・トリマー・ドッグトレーナー・動物園や水族館の飼育員などを目指して動物専門学校を受ける高校生と、社会人や大学生から動物の仕事に進みたい人に向けたページです。AO入試・推薦入試・社会人入試で志望動機や志望理由書を書く人、願書やエントリーシートの欄が短くてまとめ方に迷っている人、面接での話し方を準備したい人にも役立ちます。

動物専門学校の志望理由書で見られる3つのこと

動物専門学校の志望動機では、動物への思いの強さより、目指す仕事と、そこへ向かう学び方をどこまで具体的に考えているかが見られます。次の3点は、動物看護・トリミング・ドッグトレーニング・動物飼育など、どの学科を受ける場合にも当てはまります。

  1. 一

    「動物が好き」の先に、なりたい職業とそれを選んだ理由があるか

    動物の仕事は、動物病院で獣医師の診療を補助し、入院した動物の世話や飼い主への助言を担う愛玩動物看護師、犬や猫を洗って毛や爪を整えるトリマー、犬のしつけを行い飼い主に接し方を教えるドッグトレーナー、動物園や水族館で動物の世話と展示を担う飼育員などに分かれ、身につける技術も働く場所も違います。どの仕事にも、飼い主や来園者と話す場面があります。動物専門学校の志望動機では、「動物が好き」という気持ちの先に、どの職業を選び、なぜそれなのかが書けているかが見られます。飼い犬の散歩や体重の記録、動物病院で受けた説明など、身近な体験で十分です。ほかの動物の仕事ではなくその職業を選んだ理由を、1文で言えるようにしておきましょう。

  2. 二

    なぜ専門学校で学ぶのか、なぜこの学校なのかを説明できるか

    愛玩動物看護師は、2022年5月に施行された愛玩動物看護師法による国家資格で、農林水産大臣と環境大臣が免許を与えます。国家試験を受けるには、大学で指定の科目を修めて卒業するか、都道府県知事が指定した養成所(専門学校など)で3年以上学ぶ必要があり、志望する学科が指定を受けているかも確かめておきます。採血などの診療の補助は、獣医師のほかは愛玩動物看護師にしか認められておらず、免許のない人は「動物看護師」とも名乗れません。一方、トリマーやドッグトレーナー、動物園や水族館の飼育員には、民間の資格はあっても、働くために必須の国家資格はありません。その場合は、独学や就職ではなく専門学校を選ぶ理由を一言添え、実習の中身など学校ごとに違う点を、学校案内やオープンキャンパスで確かめて書いてください。

  3. 三

    入学後の学びの順序と、卒業後の働き方を見通せているか

    愛玩動物看護師の受験資格を得られる養成所の課程は3年以上です。たとえば1年次は動物の体の仕組みや飼い方の基礎、2年次は検査や看護の実習、3年次は動物病院での実習と国家試験の対策へと進みます。トリマーやドッグトレーナーの学科は修業年限が学校によって違い、基礎の技術を身につけてから、サロンや訓練の現場での実習に進むのが一例です。志望動機では、年次ごとに身につけたいことと、卒業後に働きたい場所を順に書きます。動物病院、トリミングサロン、しつけ教室、動物園や水族館など、働く場所が具体的になるほど、在学中に何を学ぶべきかもはっきりします。年次ごとの中身は学校によって違うため、学校案内で確かめてから書いてください。

動物専門学校の志望理由書 例文3本

愛玩動物看護師志望の800字(AO入試)は腎臓の病気になった飼い猫の体重と水の量の記録、トリマー志望の600字(推薦入試)は保護犬の譲渡会で続けたブラッシング、ドッグトレーナー志望の400字(社会人入試)は保護犬との散歩で吠えた回数の記録を題材にしました。400字の例文は、働きながら社会人入試を受ける人の書き方の例です。3本とも「です・ます」の敬体で書き、志望する学校を「貴校」と呼んでいます。

1

動物看護科・AO入試(腎臓の病気になった飼い猫の記録を続けた経験から)

784 字

私は将来、病気の動物と暮らす飼い主の方に、家での世話の仕方を分かりやすく伝えられる愛玩動物看護師になりたいと考え、貴校動物看護科を志望いたします。きっかけは、高校1年の夏に、13歳の飼い猫が慢性腎臓病と診断されたことです。通院先の動物病院では、愛玩動物看護師の方が、体重と飲んだ水の量を毎日記録する方法や、薬を嫌がる猫への飲ませ方を、母と私の前でやって見せてくださいました。私は記録係を引き受け、朝に体重を、夜に器の水が減った量を量ってノートにつけ、記録はこの2年間で700日分になりました。通院のたびにノートを見せると、その方は数字の変化を指でたどりながら、気になる点を獣医師の先生に伝えてくださいました。一方で私は、水を飲む量が急に増えた日に、様子を見てよいのか、すぐ病院に連絡すべきなのかを判断できませんでした。記録はできても、数字の意味を読み取る知識が足りないと気づき、愛玩動物看護師を目指すと決めました。国家試験の受験資格を得られる3年間の課程で、動物の体の仕組みから看護の技術までを順に学びたいと考えています。貴校を選んだ理由は二つです。一つは、2年次の『△△実習』で、入院している動物の看護記録の付け方と、飼い主への説明の仕方を学べることです。もう一つは、オープンキャンパスで学校の犬の心拍を聴診器で数えたとき、〇〇先生が、犬が落ち着くまで待ってから測る理由を教えてくださったことです。正しく測るには動物の様子を見る目が要ると知り、ここで基礎から学びたいと感じました。入学後は、1年次に動物の体の仕組みと病気の基礎、2年次に検査や看護の実習、3年次に動物病院での実習と国家試験の準備に取り組みます。卒業後は動物病院に勤め、病気の動物と暮らす飼い主の方に、家での世話の仕方を分かりやすく伝えられる愛玩動物看護師として、毎日の看病を支えたいと考えております。

800字・愛玩動物看護師志望(AO入試)

この例文のポイント

  • 慢性腎臓病の飼い猫の体重と水の量を、2年間で700日分記録した数字から書き、記録はできても数字の意味を読み取れなかったという気づきを、愛玩動物看護師を目指す理由にしています。
  • 愛玩動物看護師の方が記録を見て獣医師に伝える場面を入れ、診断や治療を決める獣医師ではなく、飼い主と獣医師をつなぐ愛玩動物看護師を選んだ理由が読み取れるようにしています。AO入試の面談で「なぜ獣医師ではないのか」と聞かれても、この場面から答えられます。
  • 受験資格を得られる3年間の課程に触れたうえで、学校を選んだ理由を看護記録を学ぶ実習とオープンキャンパスでの指導の2つに絞り、3年次の国家試験の準備から卒業後の動物病院までを、書き出しの職業像に戻してまとめています。
2

トリマー科・推薦入試(保護犬の譲渡会でブラッシングを続けた経験から)

589 字

私は将来、犬の皮膚と毛の状態に合わせて手入れをし、家でのブラッシングの仕方まで飼い主の方に伝えられるトリマーになりたいと考え、貴校トリマー科を志望いたします。きっかけは、高校のボランティア部で、地域の保護犬の譲渡会を手伝ったことです。2年生の春から月に1回参加し、会場で犬のブラッシングを担当しました。ボランティアのトリマーの方から、毛玉は根元を指で押さえてから少しずつほぐすと犬が痛がらないと教わり、試すと、嫌がって逃げていた犬が最後までじっとしてくれるようになりました。担当した犬は1年間で延べ38頭になり、そのうち16頭に毛玉がありました。一方で、毛玉の下の皮膚が赤くなっている犬や、爪が伸びて歩きにくそうな犬もいて、私にはどう対処すればよいのか分かりませんでした。トリマーとして働くのに国家資格は要りませんが、皮膚や爪の状態を見極める知識と、犬を安全に扱う技術を、講師に確かめてもらいながら身につけたいと考え、専門学校を選びました。貴校では1年次にシャンプーや爪切りの基礎を学び、2年次の『△△実習』でトリミングサロンの現場に入れます。体験入学では〇〇先生から、ブラシを当てる前に手で体をなでて皮膚の状態を確かめる手順を教わりました。卒業後はトリミングサロンで経験を積み、犬の皮膚と毛の状態に合わせた手入れを飼い主の方に伝えられるトリマーとして働きたいと考えております。

600字・トリマー志望(推薦入試)

この例文のポイント

  • 譲渡会でブラッシングを担当した犬の数(延べ38頭、うち毛玉のある犬16頭)を自分で数えて書き、トリマーの方に教わったほぐし方で犬の様子が変わった場面から、トリマーを目指す理由を示しています。
  • 皮膚が赤くなった犬や爪が伸びた犬に対処できなかった経験を書き、国家資格が要らない職業でも専門学校で学ぶ理由(皮膚や爪を見極める知識と、犬を安全に扱う技術)につなげています。
  • 推薦入試で見られる高校での活動を、ボランティア部で月1回続けた譲渡会の手伝いに絞り、2年次のサロン実習と体験入学で教わった手順を、目指すトリマー像と結びつけています。
3

ドッグトレーナー科・社会人入試(保護犬との散歩で吠えた回数の記録から)

394 字

私は、保護犬を迎えた飼い主の方に、犬との接し方を一緒に考えて教えられるドッグトレーナーになりたいと考え、貴校ドッグトレーナー科を志望いたします。食品メーカーで品質管理を担当して7年目です。3年前に迎えた保護犬は人や自転車を怖がり、散歩のたびに吠えていました。しつけ教室で、吠える前に私に注目させて褒める練習を教わり、仕事で培った記録の習慣を生かして、30分の散歩で吠えた回数を毎日つけると、半年で12回から2回に減りました。変わったのは犬より先に私の接し方だと気づき、飼い主に教える仕事を志しました。国家資格は要りませんが、犬の行動の仕組みを基礎から学ぶため専門学校を選びました。貴校には飼い主への教え方を学ぶ『△△実習』があり、説明会で〇〇先生から褒める間合いの大切さを教わりました。退職して2年間学びに専念し、卒業後はしつけ教室で、保護犬と暮らす飼い主の方を支えたいと考えております。

400字・ドッグトレーナー志望(社会人入試)

この例文のポイント

  • 品質管理の仕事で培った記録の習慣と、30分の散歩で吠えた回数が半年で12回から2回に減った記録を結びつけ、社会人としての経験がそのままドッグトレーナーを目指す理由になっています。
  • 変わったのは犬より先に飼い主だったという気づきから、犬だけでなく飼い主に教える仕事だと理解していることを示し、国家資格が要らない職業でも専門学校で学ぶ理由を添えています。
  • 退職して2年間学びに専念するという学び方と、卒業後に働く場所まで書き、社会人入試で問われやすい、仕事を離れてでも学び続ける準備ができているかという点に答えています。

※ 上記は例文です。学校名・講師名・エピソードはご自身の情報に書き換えてください。

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200字にまとめた例文(願書の志望動機欄向け)

願書やエントリーシートの志望動機欄が200字前後なら、800字の例文1を縮めた次の文章を参考にしてください。何を残し、何を削ったかは、下の手順のとおりです。

1

200字に圧縮した例文

192 字

私は、病気の動物と暮らす飼い主の方に、家での世話の仕方を分かりやすく伝えられる愛玩動物看護師になりたいと考え、貴校動物看護科を志望いたします。腎臓の病気になった飼い猫の体重と水の量を2年間記録してきましたが、数字の急な変化の意味を読み取る知識が足りないと気づきました。看護記録の付け方と飼い主への説明を学べる『△△実習』のある貴校で、3年間かけて基礎から身につけたいと考えております。

200字・圧縮版

※ 上記は例文です。学校名・講師名・エピソードはご自身の情報に書き換えてください。

圧縮の手順

  1. 1
    200字では、目指す愛玩動物看護師像と志望学科、きっかけと気づき、学校を選んだ理由と締めの3文に字数を割り振ります。書き出しの職業像は、800字の例文と同じ言葉で残します。
  2. 2
    きっかけは、自分で続けた記録(体重と水の量を2年間)と、そこで気づいた足りない知識の2点だけを残します。診断を受けた時期や、量り方の手順は省きます。
  3. 3
    愛玩動物看護師の方が記録を獣医師に伝えた場面と、オープンキャンパスで心拍を数えた場面は削り、学校を選んだ理由は目標に直結する実習の1つに絞ります。
  4. 4
    年次ごとの計画は「3年間かけて基礎から」の一言にまとめ、締めと同じ1文に収めます。面接では削った場面を足して話せるよう、800字の下書きも手元に残しておきましょう。

動物専門学校の面接で聞かれる志望動機と答え方

動物専門学校のAO入試や推薦入試では、面接や面談で志望動機を口頭で尋ねられることがよくあります。よく聞かれる5つの質問について、面接官が見ていることと答え方の例を表にしました。

志望動機を教えてください目指す職業と志望学科、きっかけ、学校を選んだ理由を、提出した書類と食い違わずに話せるか「病気の動物と暮らす飼い主さんに、家での世話の仕方を分かりやすく伝えられる愛玩動物看護師になりたくて、御校の動物看護科を志望しました。腎臓の病気になった飼い猫の体重と水の量を、2年間記録してきたことがきっかけです。」
愛玩動物看護師(その職業)を目指したきっかけは何ですかテレビや本で知った憧れではなく、自分の目で見た場面や、自分でした体験から話せるか「飼い猫の通院で、愛玩動物看護師の方が私の記録を見て、気になる点を獣医師の先生に伝えてくださったことです。私は記録はできても数字の意味が分からず、その知識を身につけたいと思いました。」
獣医師ではなく、愛玩動物看護師を目指すのはなぜですか獣医師と愛玩動物看護師の役割の違いを知ったうえで選んでいるか(トリマー志望なら、動物看護師ではない理由を聞かれることもある)「診断や治療を決めるのは獣医師の先生ですが、飼い主の話を聞いて先生に伝えたり、家での世話を教えたりする仕事に惹かれました。私の家族が助けられたのも、その説明でした。」
なぜ本校を選んだのですかパンフレットの言葉ではなく、オープンキャンパスなどで自分が確かめた点を、目標とつなげて話せるか「オープンキャンパスで犬の心拍を数えたとき、先生が、犬が落ち着くまで待ってから測る理由を教えてくださったからです。正しく測るための、動物の様子を見る目を基礎から身につけたいと思いました。」
高校生活で力を入れたことは何ですか続けてきた活動と、そこで身につけた力を、目指す仕事に結びつけて話せるか「ボランティア部で、保護犬の譲渡会のブラッシングを1年間担当しました。嫌がる犬にも、ほぐし方を変えながら根気よく向き合ってきたことは、トリマーの仕事でも生かせると思います。」

面接で話す内容は、提出した志望理由書や願書と同じ軸にそろえます。話す順番は、目指す職業と志望学科、きっかけの場面、学校を選んだ理由、目指す姿の4つです。1分で答えるなら、話す量は300字前後が目安になります。800字の志望理由書を使う場合は、場面と学校の理由を1つずつ残せば、ちょうどその長さです。なお、書類では志望校を「貴校」と書き、面接では「御校」と呼ぶのが一般的です。

志望理由書を一字一句覚えて話そうとすると、途中で言葉が詰まったときに立て直せません。頭に入れておくのは職業・場面・学校の理由という骨組みだけにして、細かい言い方はその場で選ぶつもりで練習しましょう。面接官は書類を手に、「記録をつけていて、いちばん迷ったのはどんな日でしたか」「毛玉をほぐすとき、何に気をつけましたか」のように、書いた場面の続きを尋ねてきます。また、動物の仕事には力の要る作業や、動物の命の終わりに立ち会う場面もあるため、「つらい場面にどう向き合いますか」と聞かれることもあります。体験の前後を思い出し、答えを一言ずつ足せるようにしておくと落ち着いて話せます。

社会人入試では、「今の仕事はどうするのですか」「なぜ今、動物の仕事なのですか」と、通い方や時期について聞かれることがあります。退職して通うのか、働きながら学ぶのか、学費をどう用意したのかを短く具体的に話せるようにしておくと、入学後も学び続けられることが伝わります。

  • ※ 面接があるかどうか、個人面接・グループ面接・面談のどれか、何分ほどかは、学校や入試方式ごとに違います。出願の前に、志望校の募集要項で確認してください。
  • ※ 表の答え方の例は、このページの例文1・2の内容に合わせたものです。学校について話す部分は、志望校の学校案内やオープンキャンパスで知ったことに置き換えてください。

動物専門学校の志望理由書でよくあるNG

一NG

「動物が好き」「小さい頃から動物を飼っている」で止まっている

動物が好きな気持ちは、動物専門学校を志望する自然な出発点です。ただ、それは同じ学校を受けるほとんどの人に共通するため、愛玩動物看護師・トリマー・ドッグトレーナーなどのうち、どの仕事をなぜ選んだのかまでは伝わりません。好きになった場面で、動物に対して自分が何をしたのかまで書いてください。

書き直し例

「小さい頃から動物が好きで、動物に関わる仕事がしたいと思っていました」で止めず、「飼い犬の散歩を毎日続けるうちに、歩き方のわずかな変化で体調の悪さに気づけるようになり、動物の体を学んで看護に生かしたいと考えました」のように、場面と目指す職業まで書きます。

二NG

「ペットを亡くした悲しみ」や「動物に恩返ししたい」で終わっている

大切なペットを亡くした経験は、動物の仕事を目指す強いきっかけになります。ただ、悲しかった気持ちや「恩返ししたい」という言葉だけで終わると、その経験から何を学び、入学後に何を身につけたいのかが見えません。そのとき誰が何をしてくれたのか、自分には何ができなかったのかまで書いてください。

書き直し例

「愛犬を病気で亡くし、動物たちに恩返しがしたいと思いました」ではなく、「食べられなくなった愛犬の口元をぬらす方法を愛玩動物看護師の方に教わり、家族で最後まで世話を続けられた経験から、飼い主に寄り添う看護を学びたいと考えました」のように、そこで見たことと学びたいことを書きます。

三NG

愛玩動物看護師を目指すのに「病気を治したい」「命を救いたい」と書いている

動物の病気を診断し、治療を決めるのは獣医師です。愛玩動物看護師が担うのは、獣医師の指示の下で行う診療の補助や、入院した動物の世話、飼い主への助言などです。「病気を治したい」と書くと、なぜ獣医師を目指さないのかという疑問が残るため、看護師としての役割に引きつけて書いてください。

書き直し例

「動物の病気を治して、命を救いたいです」ではなく、「手術を終えた愛犬が傷口をなめないよう、愛玩動物看護師の方が家での見守り方を教えてくださったように、治療を受ける動物と飼い主の毎日を支える看護を、貴校で身につけたいと考えました」のように、獣医師とは違う役割を書きます。

四NG

動物のことだけで、飼い主や来園者が出てこない

動物の仕事は、動物とだけ向き合う仕事ではありません。動物病院では飼い主から様子を聞き、トリミングサロンでは仕上がりの希望を聞き、動物園や水族館では来園者に動物のことを伝えます。「動物と触れ合いたい」だけを書くと、人と関わる面を知らないように読まれるため、人と話した場面も1つ入れてください。

書き直し例

「動物と触れ合える仕事がしたいです」ではなく、「動物園のガイドで、飼育員の方がキリンの食べ方を来園者の子どもに説明すると、みんなが最後まで聞き入っていました。動物の世話と同じくらい、その魅力を伝えることにも力を注げる飼育員になりたいと考えました」のように、人と関わる場面を書きます。

五NG

目指す職業がはっきりせず、「動物に関わる仕事なら何でも」と書いている

職業を並べると、その学科を選んだ理由が書けません。愛玩動物看護師の受験資格を得るには、指定を受けた養成所などで3年以上学ぶ必要があり、トリマーやドッグトレーナーとは学ぶ道筋が違うため、入学後に進路を変えるのは簡単ではありません。迷っているなら、何と何で迷っていて、どう決めるのかを書いてください。

書き直し例

「動物に関わる仕事なら、どれにも挑戦したいです」ではなく、「犬の体調を守る仕事に就きたいと考え、愛玩動物看護師とトリマーのどちらに進むかを迷ってきました。国家試験の受験資格を得られ、トリミングの授業も受けられる貴校動物看護科で、実習を通して自分に合う働き方を決めたいと考えております」のように、迷っている中身と決め方を書きます。

よくある質問

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分野ごとに、見られる観点・例文3本・面接での答え方・NG例をまとめています。構成の基本と願書の欄の書き方は専門学校の志望理由書の書き方で確認できます。

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