動物看護科・AO入試(腎臓の病気になった飼い猫の記録を続けた経験から)
私は将来、病気の動物と暮らす飼い主の方に、家での世話の仕方を分かりやすく伝えられる愛玩動物看護師になりたいと考え、貴校動物看護科を志望いたします。きっかけは、高校1年の夏に、13歳の飼い猫が慢性腎臓病と診断されたことです。通院先の動物病院では、愛玩動物看護師の方が、体重と飲んだ水の量を毎日記録する方法や、薬を嫌がる猫への飲ませ方を、母と私の前でやって見せてくださいました。私は記録係を引き受け、朝に体重を、夜に器の水が減った量を量ってノートにつけ、記録はこの2年間で700日分になりました。通院のたびにノートを見せると、その方は数字の変化を指でたどりながら、気になる点を獣医師の先生に伝えてくださいました。一方で私は、水を飲む量が急に増えた日に、様子を見てよいのか、すぐ病院に連絡すべきなのかを判断できませんでした。記録はできても、数字の意味を読み取る知識が足りないと気づき、愛玩動物看護師を目指すと決めました。国家試験の受験資格を得られる3年間の課程で、動物の体の仕組みから看護の技術までを順に学びたいと考えています。貴校を選んだ理由は二つです。一つは、2年次の『△△実習』で、入院している動物の看護記録の付け方と、飼い主への説明の仕方を学べることです。もう一つは、オープンキャンパスで学校の犬の心拍を聴診器で数えたとき、〇〇先生が、犬が落ち着くまで待ってから測る理由を教えてくださったことです。正しく測るには動物の様子を見る目が要ると知り、ここで基礎から学びたいと感じました。入学後は、1年次に動物の体の仕組みと病気の基礎、2年次に検査や看護の実習、3年次に動物病院での実習と国家試験の準備に取り組みます。卒業後は動物病院に勤め、病気の動物と暮らす飼い主の方に、家での世話の仕方を分かりやすく伝えられる愛玩動物看護師として、毎日の看病を支えたいと考えております。
800字・愛玩動物看護師志望(AO入試)
この例文のポイント
- 慢性腎臓病の飼い猫の体重と水の量を、2年間で700日分記録した数字から書き、記録はできても数字の意味を読み取れなかったという気づきを、愛玩動物看護師を目指す理由にしています。
- 愛玩動物看護師の方が記録を見て獣医師に伝える場面を入れ、診断や治療を決める獣医師ではなく、飼い主と獣医師をつなぐ愛玩動物看護師を選んだ理由が読み取れるようにしています。AO入試の面談で「なぜ獣医師ではないのか」と聞かれても、この場面から答えられます。
- 受験資格を得られる3年間の課程に触れたうえで、学校を選んだ理由を看護記録を学ぶ実習とオープンキャンパスでの指導の2つに絞り、3年次の国家試験の準備から卒業後の動物病院までを、書き出しの職業像に戻してまとめています。