自動車整備科・AO入試(タイヤの片減りを記録した経験から)
私は将来、タイヤの減り方のような小さな変化から車の状態を読み取り、お客様に分かる言葉で伝えられる整備士になりたいと考え、貴校自動車整備科を志望いたします。きっかけは、中学3年の秋から父と続けてきた冬タイヤの交換です。交換のたびに4本の溝の深さを測り、ノートに記録してきました。高校2年の秋、5回目の記録を見返すと、左前のタイヤだけ外側の溝が内側より2ミリほど浅くなっていました。整備工場に相談すると、整備士の方が専用の機器で足回りの角度を測り、直す前と後の数値を見せてくださいました。私が「なぜ外側だけが減るのですか」と尋ねると、タイヤの向きがわずかにずれていると、走るたびに少しずつ引きずられて一部だけが削れるのだと、タイヤの表面を指でなぞりながら教えてくださいました。私は減り方の違いに気づけても、原因を確かめることも直すこともできませんでした。車の状態を測る知識と技術、それを相手に伝える力の両方が整備士の仕事なのだと分かりました。専門学校を選んだのは、国の指定を受けた養成施設で2年間の課程を修了すると2級の実技試験が免除され、実習で技術を身につけながら学科試験に備えられるからです。中でも貴校を選んだ理由は二つです。一つは、1年次の『△△実習』で足回りを分解・組み立てし、角度を測る機器の扱いまで練習できることです。もう一つは、オープンキャンパスで〇〇先生が、タイヤの減り方の写真を見せながら、どこを見れば車の状態が分かるのかを教えてくださったことです。入学後は、1年次にエンジンやブレーキ、電気装置の仕組みと点検の基本を固め、2年次は故障診断や自動ブレーキなどの電子制御装置の点検に取り組みながら、2級の学科試験に備えます。卒業後は地域の整備工場で経験を積み、小さな変化から車の状態を読み取り、お客様に分かる言葉で伝えられる整備士になりたいと考えております。
800字・2級整備士志望(AO入試)
この例文のポイント
- 父と続けてきたタイヤ交換で4本の溝を測り続けた記録と、5回目で見つけた2ミリの差から書き始め、整備士を目指す理由を自分で確かめた体験で示しています。
- 「なぜ外側だけが減るのか」を整備士に尋ねた場面と、気づけても原因を確かめられなかったもどかしさを入れ、学ぶ理由につなげています。AO入試では、こうした自分から動いた経験が面談でも話題になりやすく、記録ノートの中身を具体的に説明できます。
- 専門学校を選ぶ理由を2級の実技試験が免除される課程で説明したうえで、学校を選んだ理由を足回りの実習とオープンキャンパスで教わったことの2つに絞り、2年間の計画から書き出しの整備士像に戻しています。