調理師・製菓専門学校の志望動機・志望理由書

調理師・製菓専門学校の志望動機・志望理由書の書き方と例文3本

調理師・製菓専門学校の志望動機(志望理由書)では、「料理が好き」「お菓子作りが好き」という気持ちから一歩進んで、どんな料理やお菓子を誰のために作る仕事に就きたいのか、そのためになぜ専門学校で学ぶのかが問われます。このページでは、学校が志望動機で確かめる3つの観点を説明したうえで、和食の調理師(800字)・パティシエ(600字)・病院の調理師を目指す社会人(400字)の例文、願書の短い欄向けの200字版、面接での答え方、決まり文句で終わる文章の直し方を載せました。調理師になりたい理由やきっかけの書き方、100〜200字にまとめるコツ、独学やお店での修業ではなく専門学校を選ぶ理由と調理師免許の取り方、調理師と製菓の書き分けは、よくある質問で答えています。

調理師・製菓専門学校の志望理由書を3ステップで書く

  1. 1
    最初に、和食・洋食・中華の料理人、給食や病院の調理師、パティシエなどの中から目指す仕事を1つ選び、その仕事に決めた場面を、作った回数や続けた日数とともに書きます。
  2. 2
    専門学校で学ぶ理由は、調理師免許や製菓衛生師の受験資格につながる学び方と、実習で身につけたい技術で示し、「なぜこの学校か」は体験入学や学校案内で確かめた特色で書きます。
  3. 3
    結びに向けては、包丁や衛生の基礎から専門の料理・菓子へ進む入学後の学びと、卒業後に働きたい店や施設を順に書き、最後は書き出しの調理師像・パティシエ像に戻します。

このページが向いている人:調理師専門学校・製菓専門学校のAO入試や推薦入試を受ける高校生と、大学を出てから、または働きながら食の仕事を目指す人に向けたページです。和食・洋食・中華の調理師、パティシエ、和菓子やパンの職人などを目指す人が、志望理由書の下書き、願書の短い志望動機欄、面接の準備に使えます。

調理師・製菓専門学校の志望理由書で見られる3つのこと

志望動機で確かめられるのは、料理やお菓子が好きな気持ちの強さより、目指す仕事を決めた理由と、そこへ向かう学び方の具体さです。調理師科を受ける人も、製菓の学科を受ける人も、次の3点を押さえて書いてください。

  1. 一

    「料理が好き」の先に、目指す仕事とそれを選んだ理由があるか

    食の仕事と一口に言っても、日本料理・西洋料理・中国料理の料理人、学校や病院の給食をつくる調理師、ケーキや焼き菓子をつくるパティシエ、和菓子職人、パン職人などがあり、必要な技術も職場も異なります。志望動機で問われるのは、「料理が好き」「お菓子作りが好き」から一歩進んで、その中のどの仕事を選んだのか、なぜその仕事なのかです。書く題材は特別な経験でなくて構いません。家族の夕食を週に何回作ってきたか、同じケーキを何回焼き直したかといった記録があれば、それが理由の裏づけになります。誰に、何を作る仕事に就きたいのかを1文で言えるようにしておくと、志望動機の軸がぶれません。

  2. 二

    免許の取り方を踏まえて、なぜ専門学校か・なぜこの学校かを説明できるか

    調理師の免許は都道府県知事が与えるもので、取り方は2つあります。調理師養成施設の指定を受けた学校で1年以上学んで卒業すれば、調理師試験を受けずに免許を申請できます。もう1つは、飲食店や給食施設で2年以上調理の仕事をしたあと、調理師試験に合格する道です。製菓では、製菓衛生師養成施設を卒業すると製菓衛生師試験の受験資格を得られますが、免許を受けるには試験に合格しなければなりません。「パティシエ」は職業の呼び名で、資格の名前ではありません。こうした道筋を踏まえて専門学校に進む理由を書き添え、「なぜこの学校か」は実習の中身や学べる分野など、体験入学で確かめた違いで書きます。志望する学科が養成施設の指定を受けているかも、学校案内で確かめましょう。

  3. 三

    入学後に何をどの順で学び、卒業後にどこで働くかまで見通せているか

    調理師養成施設では、調理実習と総合調理実習のほかに、「食生活と健康」「食品と栄養の特性」「食品の安全と衛生」「調理理論と食文化概論」を学ぶことが法令で決められています。製菓衛生師養成施設でも、製菓理論と実習のほか、食品衛生学や栄養学などが必修です。期間は1年制・2年制など学校によって違い、たとえば2年制では、1年次に包丁の扱いや和・洋・中の基礎を固め、2年次に専門の料理を選んで店での実習に進む学校があります。志望動機には、先に固めたい基礎、深めたい分野、卒業後に働きたい店や施設を順に書きます。何年次に何を学ぶかは、学校案内や体験入学で確かめた事実をもとに書きましょう。

調理師・製菓専門学校の志望理由書 例文3本

AO入試向けの800字(調理師志望)は和食店の洗い場のアルバイトで出会った出汁、推薦入試向けの600字(パティシエ志望)は卵アレルギーの弟のために焼いたケーキ、社会人入試向けの400字(病院の調理師志望)は看護助手として記録してきた食事の量を題材にしました。400字は、勤めている人が出願する想定です。どの例文も文体は「です・ます」で、志望校は「貴校」と書きました。

1

調理師科・AO入試(和食店の洗い場で出会った出汁から)

786 字

私は将来、旬の食材の持ち味を出汁で引き出し、一皿で季節を伝えられる日本料理の調理師になりたいと考え、貴校調理師科を志望いたします。きっかけは、高校1年の夏から週末に続けている、和食店での洗い場のアルバイトです。その店では毎朝、料理長が昆布とかつお節で出汁を引いています。まかないで初めてお吸い物を飲んだとき、香りが立ち、味がすっと広がることに驚きました。料理長に手順を教わり、家でも月に2回ほど出汁を引くようになりました。昆布を水に浸ける時間を30分、1時間、3時間と変えて家族に飲み比べてもらい、この1年で24回分の結果をノートに記録しました。浸ける時間で味が変わることは分かりましたが、なぜ変わるのかは自分では説明できませんでした。また、料理長が大根をかつらむきにする姿をまねても、私の大根は10センチも続かずに切れてしまいました。料理長に相談すると、「理屈と基礎は学校で身につけてから現場に来なさい」と言われ、専門学校で学ぶと決めました。食材が熱でどう変わるかという理論、包丁の基本、お客様に安全な料理を出すための衛生の知識を、順に学びたいと考えています。貴校を選んだ決め手は二つあります。一つ目は、2年次に日本料理を専攻し、『△△実習』で季節の献立を考え、仕込みから盛り付けまで自分で仕上げられることです。二つ目は、体験入学で〇〇先生が温度計を使いながら、昆布のうま味が溶け出す時間と温度の関係を説明してくださったことです。ノートに書きためた疑問の答えが見え、理由から学べる貴校で学びたいと強く思いました。入学後は、1年次に包丁の扱いと和・洋・中の基礎料理、食品衛生や栄養の座学に取り組み、2年次は日本料理の専攻で献立づくりと盛り付けを磨きます。卒業後は和食店で修業を重ね、旬の食材の持ち味を出汁で引き出し、一皿で季節を伝えられる調理師になりたいと考えております。

800字・調理師志望(AO入試)

この例文のポイント

  • 和食店の洗い場で出会った出汁という具体的な場面から書き、昆布を浸ける時間を変えて24回引き比べた記録で、日本料理の調理師を目指す理由を自分の行動で示しています。
  • 味が変わる理由を説明できなかったことと、かつらむきが10センチも続かなかった失敗を書き、専門学校で理論と基礎から学ぶ理由につなげています。AO入試の面談で記録の中身を聞かれても、ノートを見返せば答えられる題材です。
  • 学校を選んだ理由を、2年次に日本料理を専攻できる実習と、体験入学でノートの疑問に答えてもらった経験の2つに絞り、2年間の学びから卒業後の和食店での修業までを、書き出しの調理師像に戻してまとめています。
2

製菓技術科・推薦入試(卵アレルギーの弟に焼いたケーキから)

590 字

私は将来、食物アレルギーのある人も家族と同じケーキを囲める洋菓子をつくるパティシエになりたいと考え、貴校製菓技術科を志望いたします。きっかけは、卵アレルギーのある弟の誕生日です。幼い頃の弟は、家族がケーキを食べる間、一人だけゼリーを食べていました。中学3年の冬、弟も食べられるように、卵を使わないスポンジに挑戦しました。最初の生地は2センチほどしか膨らまず、粉や水分の量を変えては焼いた高さを定規で測り、14回目でようやく4センチになりました。家族全員で同じケーキを食べた日、弟が「みんなと同じだ」と笑った顔は今も忘れられません。ただ、なぜ膨らんだのかは分からず、配合は勘に頼ったままでした。また、近所の洋菓子店では、お店で売るなら卵を使う菓子と混ざらないように作る管理が欠かせないと教わりました。材料の働きと衛生を基礎から学ぶため、専門学校に進みたいと考えています。貴校を選んだのは、1年次の『△△実習』で配合を変えた生地を焼き比べ、材料の役割を確かめられることと、オープンキャンパスで〇〇先生から、卵の代わりに使う材料によって生地の膨らみ方が変わる理由を教わったことです。1年次は洋菓子・和菓子・パンの基礎と食品衛生学を学び、2年次は洋菓子を専攻して製菓衛生師の試験にも備えます。アレルギーのある人も家族と同じケーキを囲める洋菓子をつくるため、貴校で学びたいと考えております。

600字・パティシエ志望(推薦入試)

この例文のポイント

  • 卵アレルギーの弟が一人だけケーキを食べられなかった場面から書き、生地の高さを定規で測って14回焼き直した記録で、パティシエを目指す理由を体験で裏づけています。
  • 膨らんだ理由が分からず勘に頼っていたことと、洋菓子店で教わった、混ざらないように作る管理を書き、製菓の理論と衛生を学ぶために専門学校へ進む理由にしています。
  • 推薦入試で伝えたい、自分で決めた目標をやり通す力と学ぶ意欲を、14回の試作と、配合を焼き比べる実習、オープンキャンパスで教わったことに結びつけ、2年次の製菓衛生師試験への備えまで書いています。
3

調理師科・社会人入試(看護助手として記録してきた食事の量から)

398 字

私は、かむ力や飲み込む力が弱い方にも、見た目からおいしそうと思える食事をつくる病院の調理師になりたいと考え、貴校調理師科を志望いたします。現在は総合病院の看護助手として4年目で、配膳と食事の介助を担当しています。食べた量の記録を3か月分数えると、刻み食の12人のうち7人は、主菜を半分以上残す日が多くありました。「何を食べているのか分からない」という患者さんの声から、形や彩りを残すやわらかい調理を学びたいと考えました。調理の仕事は未経験のため、調理と栄養、衛生を1年で基礎から学べる専門学校を選びました。貴校には給食を想定した大量調理の『△△実習』があり、説明会では〇〇先生から、煮くずれさせずにやわらかくする下ごしらえを伺いました。これまでの4年間で学費を準備し、来春退職して通います。卒業後は調理師免許を受けて病院の厨房に入り、見た目からおいしそうと思える食事をつくりたいと考えております。

400字・病院の調理師志望(社会人入試)

この例文のポイント

  • 看護助手として毎食つけてきた食べた量の記録を数え直し、刻み食を残す方が多いという気づきを、病院の調理師を目指す理由にしています。今の仕事が、そのまま志望理由になっています。
  • 調理の仕事の経験がないことを隠さず、1年で調理・栄養・衛生を基礎から学べることを専門学校を選ぶ理由にし、大量調理の実習と説明会で聞いた下ごしらえの工夫を、この学校を選んだ理由にしています。
  • 退職の時期と学費の準備を1文で示し、学び続けられるかという、社会人入試で確かめられやすい点に先回りして答えています。卒業後の働き方も、書き出しの調理師像に戻して締めています。

※ 上記は例文です。学校名・講師名・エピソードはご自身の情報に書き換えてください。

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200字にまとめた例文(願書の志望動機欄向け)

願書の志望動機欄が200字ほどしかないときは、例文1(800字)を縮めた次の文章を参考にしてください。どこを残し、どこを削ったかは下の手順のとおりです。

1

200字に圧縮した例文

197 字

私は、旬の食材の持ち味を出汁で引き出し、一皿で季節を伝えられる日本料理の調理師になりたいと考え、貴校調理師科を志望いたします。和食店の洗い場で働くなかで料理長の出汁に驚き、家で昆布を浸ける時間を変えて24回引き比べましたが、味が変わる理由は説明できませんでした。体験入学で〇〇先生が、昆布のうま味が溶け出す時間と温度の関係を教えてくださった貴校で、理論と包丁の基礎から学びたいと考えております。

200字・圧縮版

※ 上記は例文です。学校名・講師名・エピソードはご自身の情報に書き換えてください。

圧縮の手順

  1. 1
    200字の場合は、調理師像と学科で1文、きっかけで1文、学校を選んだ理由で1文の3文にします。書き出しの「旬の食材の持ち味を出汁で引き出し、一皿で季節を伝えられる」という言葉は、800字の例文から変えずに残します。
  2. 2
    きっかけは、料理長の出汁に驚いたこと、自分で24回引き比べた記録、理由を説明できなかったことの3点だけを残します。まかないのお吸い物の味や、30分・1時間・3時間という浸ける時間の内訳は省きます。
  3. 3
    かつらむきの失敗と料理長の助言は削り、学びたいことを「理論と包丁の基礎」という言葉にまとめます。学校を選んだ理由も、ノートの疑問に答えてもらった体験入学の1つに絞ります。
  4. 4
    年次ごとの計画と、卒業後に和食店で修業するという見通しは省き、最後の1文で学校を選んだ理由と学びたいことを言い切ります。削った場面は、面接で聞かれたときに話せるよう覚えておきましょう。

調理師・製菓専門学校の面接で聞かれる志望動機と答え方

調理師・製菓専門学校のAO入試や推薦入試では、書類とは別に、面接や面談で志望動機を自分の言葉で話すよう求められることが少なくありません。質問されやすい5つについて、面接官が確かめていることと、例文1・2に沿った答え方を表にしました。

志望動機を教えてください書類に書いた仕事・きっかけ・学校の理由を、同じ順序で短く話せるか「旬の食材の持ち味を出汁で引き出す日本料理の調理師になりたくて、御校の調理師科を志望しました。和食店の洗い場で働き、料理長が毎朝引く出汁の味に驚いたことがきっかけです。」
なぜ本校を選んだのですかほかの学校にはない点を、自分で確かめた体験と目標につなげて説明できるか「体験入学で、先生が温度計を使って、昆布のうま味が溶け出す時間と温度の関係を説明してくださったからです。家で24回引き比べても分からなかった理由を、御校なら基礎から学べると感じました。」
調理師・パティシエ(その仕事)を目指したきっかけは何ですかテレビや店で見た憧れにとどまらず、自分の手で作った経験に基づいているか「卵アレルギーの弟が、誕生日に一人だけケーキを食べられなかったことです。卵を使わないスポンジを14回焼き直して、家族みんなで同じケーキを食べられたとき、パティシエになろうと決めました。」
卒業後はどんな店で働きたいですか働く場所と、そこで任されたい仕事まで具体的に描けているか「まず洋菓子店で経験を積み、卵を使う菓子と混ざらないように作る管理まで任されるパティシエになりたいです。アレルギーのある人が、家族と同じケーキを選べるようにしたいと思っています。」
自己PRをしてください(高校生活で力を入れたこと)高校生活で続けたことから、調理や製菓の現場で役立つ強みを示せるか「高校1年の夏から週末に和食店の洗い場で働き、家では出汁を引いた結果をノートに記録してきました。うまくいかない理由を確かめるまで試し続ける根気が、私の強みです。」

話す内容は、出願した志望理由書と食い違わないようにします。面接官は書類を読んだうえで質問するため、書いていない理由を急に話すと、どちらが本心なのかと受け取られかねません。順序も書類と同じで、目指す仕事と学科、きっかけ、学校の理由を話し、目指す姿で締めます。1分の回答はおよそ300字なので、800字の志望理由書から場面と理由を1つずつ残せば足ります。呼び方は、書類の「貴校」に対して、面接では「御校」と言います。

志望理由書を丸ごと暗記して臨むと、途中で言葉に詰まったときに立て直せません。用意するのは、仕事・きっかけ・学校の理由の3つの要点と、それぞれを裏づける数字だけで十分です。調理や製菓の面接では、「出汁を引き比べて、いちばん違ったのは何でしたか」「卵の代わりに何を使いましたか」のように、書いた体験の中身を確かめる質問が続くことがあります。何をどう変え、結果がどうだったかを、ノートの記録を見返して話せるようにしておきましょう。

社会人入試の面接では、今の仕事をやめる理由や、入学後の生活の見通しを尋ねられることがあります。「なぜ今なのか」には今の仕事で気づいたことを、「通い続けられるか」には退職の時期と学費の準備を、それぞれ1〜2文で答えられるようにしておきましょう。例文3なら、刻み食の記録と、4年間で学費を準備したことがその答えになります。

  • ※ 面接を行うかどうか、個人か集団か、何分程度かは、学校と入試方式ごとに決まっています。必ず志望校の募集要項で確認してください。
  • ※ 答え方の例は、例文1・2の内容をもとに話し言葉にしたものです。先生の名前や実習の内容は、自分が体験入学や学校案内で確かめたことに差し替えてください。

調理師・製菓専門学校の志望理由書でよくあるNG

一NG

「料理が好き」「お菓子作りが好き」で止まっている

「好き」は志望の出発点として間違っていませんが、調理師やパティシエを目指す多くの人が同じ一言を書きます。それだけでは、どの料理を誰に作りたいのか、なぜその仕事なのかが読み手に見えてきません。その料理を誰に作り、相手がどう応え、自分が何に気づいたのかを、1つの場面で書いてください。

書き直し例

「小さい頃から料理が好きで、調理の仕事に興味を持ちました」で止めず、「中学2年から共働きの両親に代わって週3回夕食を作り、野菜炒めが店のものより水っぽくなる理由を調べるうちに、火の強さと手早さで味が決まる中華料理の調理師を目指すようになりました」のように、作った相手と回数、そこから決めた仕事まで書きます。

二NG

「人を笑顔にしたい」「おいしいと言ってもらいたい」で終わっている

「人を笑顔にしたい」「おいしいと言ってもらえるとうれしい」は自然な気持ちですが、飲食店の接客をはじめ多くの仕事に当てはまる言葉で、作る仕事を選んだ理由にはなりません。食べた人のどんな一言や様子が忘れられないのか、その料理をどう作ったのかを書くと、あなただけの理由になります。

書き直し例

「料理で人を笑顔にしたいです」ではなく、「祖母の米寿の祝いに、かみやすいように煮含めた筑前煮を作ったところ、入れ歯の祖母が残さずに食べてくれました。食べる人に合わせて仕立てを変えられる調理師になりたいと考えています」のように、相手と場面を書きます。

三NG

「将来は自分の店を持ちたい」だけで、どんな店かが見えない

「自分の店を持ちたい」は、大きな目標として書いて構いません。ただ、どんな料理やお菓子を、どこで、誰に出す店なのかが書かれていないと、入学後に何を学ぶべきかにつながりません。開きたい店の姿を1つ決め、そのために専門学校で身につけたい技術と、卒業後に修業したい店を書いてください。

書き直し例

「将来は自分のお店を持つのが夢です」で終わらせず、「通学路の商店街に、朝7時から焼きたてを並べるパン屋を開くのが目標です。そのために貴校で生地づくりの基礎を学び、卒業後は早朝から仕込みをするパン店で経験を積みたいと考えております」のように、店の姿とそこまでの道筋を書きます。

四NG

「調理師免許が取れる」「設備が充実している」を学校を選んだ理由にしている

調理師免許につながることも、設備が新しいことも事実でしょう。しかし、調理師養成施設の指定を受けた学校なら、どこを卒業しても免許を申請できるため、それだけでは「なぜこの学校か」の答えになりません。体験入学で見た授業や先生の教え方など、その学校で確かめたことを、自分の目標と結びつけて書いてください。

書き直し例

「卒業すれば調理師免許が取れ、設備も充実しているからです」ではなく、「体験入学で、先生が魚をおろす手順を、骨に残る身の量まで見せて説明してくださり、素材を無駄なく使う技術を貴校で身につけたいと考えました」のように、その学校で見た授業と自分の目標をつなげます。

五NG

調理か製菓か、和・洋・中のどれを目指すのかがあいまい

調理師科と製菓の学科では、目指す資格も実習の中身も違うため、「食の仕事なら何でも」では学科を選んだ理由になりません。和食・洋食・中華の間で迷う場合も同じです。決めきれていないなら、それを隠さずに、どの道とどの道で迷っていて、入学後の何で決めるつもりかを書きましょう。

書き直し例

「料理でもお菓子でも、食に関わる仕事がしたいです」ではなく、「レストランの調理師とパティシエのどちらに進むか迷っていますが、デザートまで一皿の流れで考える仕事に惹かれています。1年次に調理と製菓をどちらも学べる貴校で、二つの実習を経験してから進む道を選ぶつもりです」のように、迷っている二つと、決めるための計画を示します。

よくある質問

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