保育専門学校の志望動機・志望理由書

保育専門学校の志望動機・志望理由書の書き方と例文3本

保育専門学校の志望動機(志望理由書)で問われるのは、「子どもが好き」という気持ちの先に、保育士や幼稚園教諭としてどんな保育をしたいのか、なぜそれを専門学校で学ぶのかまで書けているかです。ここでは、保育専門学校が志望動機で見る3つの観点を示したうえで、保育士志望(800字)・保育士と幼稚園教諭の両方を目指す人(600字)・働きながら保育士を目指す社会人(400字)の例文と、願書の短い欄に使える200字版、面接でよく聞かれる質問と答え方、「子どもの笑顔のために」のような言葉で終わる文章の直し方を紹介します。保育士になりたい理由やきっかけの書き方、「子どもが好き」から一歩進める方法、短大や大学ではなく専門学校を選ぶ理由、社会人から目指す場合は、よくある質問の章で扱っています。

保育専門学校の志望理由書を3ステップで書く

  1. 1
    保育専門学校の志望動機は、保育士か幼稚園教諭か、あるいは両方かという目指す仕事を決め、そう考えたきっかけの場面を、回数や日数などの数字を添えて書くところから始めます。
  2. 2
    専門学校で学ぶ理由は、指定保育士養成施設を卒業すれば試験を受けずに保育士資格を得られることや、実習で身につけたい力で示し、「なぜこの学校か」は学校案内や体験入学で確かめた特色で説明します。
  3. 3
    後半は、1年次の基礎から実習へと進む学びの順序と、卒業後に働きたい保育所や幼稚園、認定こども園での姿を書き、書き出しで挙げた保育者の姿に戻って締めます。

このページが向いている人:保育士・幼稚園教諭・保育教諭を目指して保育専門学校を受ける高校生と、社会人や大学生から保育の道に進みたい人に向けたページです。AO入試・推薦入試・社会人入試で志望動機や志望理由書を書く人はもちろん、願書の志望動機欄が短くてまとめ方に迷っている人、短大や大学ではなく専門学校を選ぶ理由をどう書くか迷っている人、面接で志望動機をどう話すか準備したい人にも役立ちます。

保育専門学校の志望理由書で見られる3つのこと

保育専門学校の志望動機では、子どもへの思いの強さより、目指す仕事と、そこへ向かう学び方をどこまで具体的に考えているかが見られます。次の3点は、保育士だけを目指す学科にも、幼稚園教諭の免許状もあわせて目指す学科にも当てはまります。

  1. 一

    「子どもが好き」の先に、目指す仕事とそれを選んだ理由があるか

    保育の仕事は、保育を必要とする乳児や幼児を預かる保育所の保育士、満3歳から小学校に入るまでの幼児を受け持つ幼稚園の教諭、幼保連携型認定こども園で両方の役割を担う保育教諭などに分かれます。保育士の仕事には、子どもの保育だけでなく、保護者に保育のことを伝えて支えることも含まれます。保育専門学校の志望動機では、「子どもが好き」という気持ちの先に、どの仕事を選び、なぜそれなのかが書けているかが見られます。弟や妹の世話、職場体験、地域の子育てひろばの手伝いなど、身近な体験で十分です。ほかの仕事ではなくその仕事を選んだ理由を、1文で言えるようにしておきましょう。

  2. 二

    なぜ専門学校で学ぶのか、なぜこの学校なのかを説明できるか

    保育士は、児童福祉法に定められた資格です。都道府県知事が指定する指定保育士養成施設(大学・短大・専門学校など)を卒業すると、試験を受けずに保育士となる資格を得られ、都道府県の保育士登録簿に登録を受けて保育士になります。養成施設を卒業せず、保育士試験に合格して資格を得る道もあります。幼稚園教諭には教育職員免許法の免許状が必要で、専門学校で二種免許状を取れるのは、文部科学大臣の指定を受けた教員養成機関の学科などに限られ、取れるかどうかや取り方は学校によって違います。両方を目指すなら募集要項で確かめ、そのうえで実習や授業など学校ごとに違う点を、自分の目標と結びつけて書いてください。

  3. 三

    入学後の学びの順序と、卒業後の働き方を見通せているか

    専門学校の保育士養成課程には2年制や3年制があり、夜間の課程を置く学校もあります。たとえば1年次は、保育の考え方や子どもの発達、保健や食事、音楽・造形などの表現の基礎から始め、学内で学んだことを実習で試し、実習を重ねながら指導計画の立て方や保護者との関わり方へと進みます。志望動機では、1年次に固めたい基礎、実習で確かめたいこと、卒業後に働きたい場所を順に書きます。保育所、幼稚園、認定こども園など、働く場所が具体的になるほど、在学中に何を身につけるべきかもはっきりします。年次ごとの中身や実習の時期は学校によって違うため、学校案内で確かめてから書いてください。

保育専門学校の志望理由書 例文3本

保育士志望の800字は子育てひろばの手伝いで見た保育士の声かけ、保育士と幼稚園教諭の両方を目指す600字は家庭科部で幼稚園を訪ねて演じた紙芝居、保育士志望の400字は子ども服売り場で受けた保護者の相談を題材にしました。400字の例文は、働きながら社会人入試を受ける人の書き方の例です。例文は3本とも「です・ます」の敬体で書き、志望する学校を「貴校」と呼んでいます。

1

保育科・AO入試(子育てひろばで見た保育士の声かけから)

787 字

私は将来、子どもの一日の様子を、保護者の方が安心できる言葉で伝えられる保育士になりたいと考え、貴校保育科を志望いたします。きっかけは、高校1年の夏から地域の子育てひろばで続けている、親子の遊びの手伝いです。月に1回ほど、これまで18回参加する中で、母親から離れると泣き出してしまう2歳の男の子に出会いました。そこにいた保育士の方は、その子が好きな電車の絵本を、毎回同じ棚の同じ場所に置いていました。すると4回目の日、男の子は泣かずに自分で絵本を取りに歩いていきました。さらに保育士の方は、帰りぎわに母親へ「今日は自分で絵本を取りに行けましたよ」と伝え、母親はほっとした顔でうなずいていました。気になって帰りの10分間を見ていると、保育士の方は参加した12組の親子すべてに、その日の様子を一言ずつ伝えていました。後日、なぜ絵本を同じ場所に置くのかを尋ねると、毎回同じだと次に何があるかが分かり、安心して離れられるからだと教えてくださいました。子どもの育ちを知って関わり方を決める知識と、その様子を保護者に伝える力の両方が、保育士の専門性なのだと気づきました。貴校を選んだ理由は二つです。一つは、『△△実習』の前に、連絡帳の書き方や送り迎えのときの声のかけ方を、保護者役の先生を相手に練習する授業があることです。もう一つは、体験入学で〇〇先生から、子どもの様子を伝えるときは、できるようになったことを先に話すと保護者に届きやすいと教わったことです。あの保育士の方の一言の意味が分かりました。入学後は、1年次に子どもの発達や保健、音楽や造形などの表現の基礎を学び、苦手なピアノは毎日30分の練習を続けます。2年次は実習を重ねながら、保護者への伝え方を身につけます。卒業後は保育所で、子どもの一日の様子を、保護者の方が安心できる言葉で伝えられる保育士として働きたいと考えております。

800字・保育士志望(AO入試)

この例文のポイント

  • 子育てひろばに参加した18回、泣かずに離れられた4回目、帰りに声をかけていた12組という、自分で数えた数字を使い、保育士の関わりが子どもと保護者の両方に届く場面を示しています。
  • 絵本を同じ場所に置く理由を保育士の方に尋ねた場面を入れ、見て終わりにせず理由まで確かめる姿勢を示しています。AO入試の面接や面談で掘り下げられても、このやりとりから話を広げられます。
  • 学校を選んだ理由を、保護者への伝え方を練習する授業と、体験入学で教わった伝え方の2つに絞り、苦手なピアノへの取り組みを含む年次の計画から、書き出しの保育士像に戻して締めています。
2

幼児教育科・推薦入試(家庭科部で演じた紙芝居から)

560 字

私は将来、子どもの年齢に合わせて、話し方や遊びの伝え方を変えられる保育者になりたいと考え、保育士資格と幼稚園教諭二種免許状の両方を目指して、貴校幼児教育科を志望いたします。きっかけは、高校の家庭科部で、近くの幼稚園を訪ねて手作りの紙芝居を演じてきたことです。2年間で作った紙芝居は6作、演じたのは8回です。最初の訪問では、年少組の25人のうち7人が途中で立ち歩いてしまいました。園の先生に相談すると、3歳と5歳では話に集中できる長さが違うと教えてくださいました。そこで年少組向けには場面を12枚から8枚に減らし、めくる前に「次はだれが出てくるかな」と問いかけるようにすると、立ち歩く子は2人になりました。同じ話でも、年齢によって届け方が変わると実感しました。一方で、なぜ年齢で集中できる長さが違うのかを説明できず、子どもの発達を基礎から学ぶ必要を感じました。貴校を選んだのは、保育所と幼稚園の両方で実習を行う『△△実習』があり、乳児から就学前までの育ちを続けて学べるからです。体験入学では〇〇先生から、絵本をめくる前に一呼吸おくと、子どもが次の場面を思い描く時間になると教わり、紙芝居の問いかけと同じだと気づきました。卒業後は認定こども園で、子どもの年齢に合わせて伝え方を変えられる保育者として働きたいと考えております。

600字・保育士と幼稚園教諭志望(推薦入試)

この例文のポイント

  • 立ち歩いた子が25人中7人から2人に減った変化を、場面を12枚から8枚にした工夫と一緒に書き、年齢に合わせて伝え方を変える大切さを自分で確かめた体験で示しています。
  • 年齢で集中できる長さが違う理由を説明できなかったという課題を書き、保育士資格と幼稚園教諭二種免許状の両方を目指して専門学校で学ぶ理由につなげています。
  • 推薦入試で見られる高校での活動を、家庭科部の紙芝居という一つの取り組みに絞り、保育所と幼稚園の両方で実習する授業という学校の特色と、目指す保育者像を結びつけています。
3

保育科夜間部・社会人入試(子ども服売り場で受けた子育ての相談から)

379 字

私は、子どもの成長を保護者の方と一緒に喜び、子育ての不安に耳を傾けられる保育士になりたいと考え、貴校保育科夜間部を志望いたします。現在は、ショッピングセンターの子ども服売り場で販売員として6年目を迎えています。サイズ選びの接客の中で、保護者の方から「夜泣きが続いている」「ほかの子より言葉が遅い」と相談されることがあり、この半年の記録では月に平均12日ありました。私は聞くことしかできず、子どもの発達を学んで支えたいと考えるようになりました。保育士試験で資格を取る道もありますが、実習で子どもと関わりながら、先生に確かめてもらって学びたいと考え、専門学校を選びました。貴校の夜間部は仕事を続けながら3年間で学べ、保護者の相談への応じ方を学ぶ『△△演習』があります。卒業後は保育所で、保護者の方と一緒に子どもの成長を喜べる保育士として働きたいと考えております。

400字・保育士志望(社会人入試)

この例文のポイント

  • 子ども服売り場の販売員として保護者から相談を受けた日数(月平均12日)を記録し、社会人としての経験がそのまま保育士を目指す理由になっています。
  • 保育士試験で資格を取る道があることに触れたうえで、実習で子どもと関わりながら学ぶために専門学校を選ぶと説明し、社会人がよく聞かれる「なぜ学校で学ぶのか」に先に答えています。
  • 夜間部に3年間通いながら仕事を続ける学び方と、保護者の相談に応じる力を学ぶ授業、卒業後に働く場所まで書き、社会人入試で問われやすい、仕事と学びを両立できるかという点に答えています。

※ 上記は例文です。学校名・講師名・エピソードはご自身の情報に書き換えてください。

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200字にまとめた例文(願書の志望動機欄向け)

願書の志望動機欄が200字前後のときは、800字の例文1を縮めた次の文章が参考になります。何を残し、何を削ったかを下の手順で説明します。

1

200字に圧縮した例文

195 字

私は、子どもの一日の様子を、保護者の方が安心できる言葉で伝えられる保育士になりたいと考え、貴校保育科を志望いたします。子育てひろばで、母親から離れられなかった2歳の男の子が、保育士の方の工夫で4回目に自分から絵本を取りに行き、その様子を母親に伝える姿を見て、保育士の専門性に気づきました。連絡帳の書き方や声のかけ方を練習できる貴校で、子どもを見る力と伝える力を身につけたいと考えております。

200字・圧縮版

※ 上記は例文です。学校名・講師名・エピソードはご自身の情報に書き換えてください。

圧縮の手順

  1. 1
    200字は、目指す保育士像と志望学科で1文、きっかけで1文、学校を選んだ理由と締めで1文の、3文で組み立てます。書き出しの保育士像は、800字の例文と同じ言葉のまま残します。
  2. 2
    きっかけは、2歳の男の子が4回目に自分から絵本を取りに行ったことと、保育士の方がその様子を母親に伝えた場面の2点だけを残します。参加した回数や、12組の親子に声をかけていた様子は省きます。
  3. 3
    保育士の方に理由を尋ねた場面は、「保育士の専門性」という気づきの言葉にまとめて削ります。学校を選んだ理由も、伝える力に直結する連絡帳と声かけの練習の1つに絞ります。
  4. 4
    年次ごとの学びの計画とピアノの練習は省き、学校の特色と締めを1文にまとめます。面接では削った場面を足して話せるよう、800字の下書きも手元に残しておきましょう。

保育専門学校の面接で聞かれる志望動機と答え方

保育専門学校のAO入試や推薦入試では、面接や面談で志望動機を口頭で聞かれることがよくあります。よく聞かれる5つの質問について、面接官が見ていることと答え方の例を表にまとめました。

志望動機を教えてください目指す保育士像と志望学科、きっかけ、学校を選んだ理由が、提出した書類と同じ筋でまとまっているか「子どもの一日の様子を、保護者の方が安心できる言葉で伝えられる保育士になりたくて、御校の保育科を志望しました。子育てひろばで、保育士の方が一組ずつ親子に様子を伝えている姿を見たのがきっかけです。」
なぜ本校を選んだのですか学校案内や体験入学で確かめた、その学校ならではの点を、自分の目標と結びつけて話せるか「体験入学で先生から、子どもの様子はできるようになったことから伝えると届きやすいと教わったからです。連絡帳の書き方や声のかけ方を練習できる授業があることも、伝える力を身につけたい私に合うと感じました。」
保育士を目指したきっかけは何ですか憧れや「子どもが好き」だけでなく、自分が見たり関わったりした場面があるか「子育てひろばで、母親から離れられなかった2歳の男の子が、保育士の方の工夫で4回目に自分から絵本を取りに行けたことです。関わり方ひとつで子どもが変わるのだと知りました。」
将来どんな保育士になりたいですか卒業後に働く場所や、子どもと保護者に何を届けたいかまで考えているか「保護者の方が、今日の子どもの様子を聞いて安心して帰れるような保育士です。卒業後は保育所で経験を積み、子どもと保護者の両方を支えられるようになりたいです。」
高校生活(社会人は今の仕事)で力を入れたことは何ですか続けてきたことと、そこで身につけた力を、保育の仕事につなげて話せるか「家庭科部で紙芝居を作り、幼稚園で8回演じました。年少組では立ち歩く子が多かったので、場面を減らして問いかけを入れ、7人から2人に減らせました。相手に合わせて工夫を続ける力は、保育でも生かせると思います。」

面接での志望動機は、提出した志望理由書や願書と食い違わないよう、同じ順序で話します。目指す保育士像と志望学科を最初の一文にまとめ、きっかけの場面、この学校を選んだ理由へと進み、最後にもう一度目指す姿を伝えて終えます。1分で答えるなら、話す量は300字前後が目安で、800字の書類からきっかけと学校を選んだ理由を1つずつ残すと、ほぼその長さになります。書類で「貴校」と書いた志望校は、面接では「御校」と呼びます。

書いた文章を一字一句覚えて話そうとすると、途中で言葉に詰まったときに立て直せません。覚えておくのは「目指す保育士像」「きっかけの場面」「学校を選んだ理由」の3つだけにして、言い回しは毎回変わってよいつもりで練習しましょう。面接官は書類を見ながら、「その男の子はその後どうなりましたか」「保護者の方に伝えるとき、何に気をつけたいですか」のように、書いた場面を掘り下げて聞くことがあります。子どもや保育士の方が何をしていたかを思い出し、一言ずつ足して答えられるようにしておいてください。

社会人入試では、「仕事を続けながら通えますか」「保育士試験ではなく、なぜ学校で学ぶのですか」のように、通学の見通しや学び方を選んだ理由を聞かれることもあります。勤務の調整や学費の準備を短く具体的に答えられるようにしておくと、最後まで学び続ける準備ができていることが伝わります。

  • ※ 面接があるかどうか、個人面接・グループ面接・面談のどれか、何分ほどかは、学校や入試方式ごとに異なります。出願の前に、志望校の募集要項で確かめておきましょう。
  • ※ 表の答え方の例は、このページの例文1・2をもとに作ったものです。学校の特色の部分は、志望校の学校案内や体験入学で確かめた内容に置き換えてください。

保育専門学校の志望理由書でよくあるNG

一NG

「子どもが好き」「子どもと遊ぶのが楽しい」で止まっている

子どもが好きな気持ちは、保育専門学校を志望する自然な出発点です。ただ、「好き」「楽しい」だけでは、保育士と幼稚園教諭のどちらを目指すのか、子どもとどう関わりたいのかが伝わらず、ほかの受験生の文章とも区別がつきません。好きだと感じた場面で、誰が何をしていて、自分が何に気づいたのかまで書いてください。

書き直し例

「昔から子どもが好きで、保育士になりたいと思いました」で止めず、「3歳の弟が靴を自分で履けるまで、毎朝5分待つことを2週間続けるうちに、手を出さずに待つことも保育なのだと気づき、子どもが自分でできるまで見守れる保育士を目指したいと考えました」のように、場面と目指す保育士像まで書きます。

二NG

「子どもの笑顔のために」「寄り添える保育士に」で終わっている

「子どもの笑顔」「寄り添う」は、保育に限らず多くの仕事に当てはまる言葉で、何をする人になりたいのかが見えません。笑顔にしたい、寄り添いたいと書くなら、どの子どもが、どんな場面で、何によって表情や行動を変えたのかを1つ書くと、保育の仕事を選んだ理由になります。

書き直し例

「子どもの笑顔のために、寄り添える保育士になりたいです」ではなく、「職場体験で、着替えを嫌がって泣いていた2歳の女の子が、先生に『どっちの服にする?』と選ばせてもらうと自分から袖を通したのを見て、子どもが自分で決められる声のかけ方を学びたいと考えました」のように、行動が変わった場面を書きます。

三NG

通っていた保育園の先生への憧れだけを書いている

幼いころにお世話になった先生への憧れは、きっかけとして書いて構いません。ただ、思い出や先生の人柄の紹介に字数を使うと、あなたがどんな保育をしたいのか、そのために何を学ぶのかが抜けてしまいます。小さいころの記憶はあいまいになりやすいため、今の自分が見たり試したりした場面とつなげて書いてください。

書き直し例

「保育園の先生のように優しい保育士になりたいです」で終わらせず、「先生が毎朝名前を呼んで迎えてくれたことを覚えています。子育てひろばの手伝いで同じように一人ずつ名前を呼んでみると、緊張していた子が少しずつ近づいてくれ、その意味が分かりました」のように、今の自分の体験で裏づけます。

四NG

学校案内の就職率や実習の多さをそのまま書き写している

就職率や実習の時間、ピアノの練習室といった設備は、学校を選ぶ手がかりになります。ただ、パンフレットの数字や言葉を並べるだけでは、それがあなたにとってなぜ大切なのかが伝わらず、同じ学校を受けるほかの人の文章とも区別がつきません。数字を使うなら1つに絞って目標とのつながりを添え、体験入学で見たことや先生から聞いたことを加えてください。

書き直し例

「就職率が高く、実習が充実しているからです」ではなく、「体験入学の手遊びの授業で、〇〇先生が、子どもの手の大きさに合わせて動きを小さくする理由を一つずつ説明してくださり、関わり方の根拠から学べる貴校で学びたいと考えました」のように、自分が見た場面と結びつけて書きます。

五NG

保育士と幼稚園教諭の違いがあいまいで、目指す資格が書かれていない

「保育の仕事がしたい」とだけ書くと、保育士資格だけを目指すのか、幼稚園教諭の免許状もあわせて目指すのかが分かりません。保育士は保育所などで乳児や幼児を預かり、幼稚園教諭は幼稚園で満3歳からの幼児を受け持つ仕事で、資格を定める法律も取り方も違います。両方を目指すなら、それぞれをどう生かしたいのかを書いてください。

書き直し例

「保育士か幼稚園の先生になりたいです」ではなく、「保育士資格と幼稚園教諭の免許状の両方が求められる幼保連携型認定こども園で働きたいと考え、両方を目指せる貴校で学びたいと考えております」のように、目指す資格と、それを生かす場所まで書きます。

よくある質問

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分野ごとに、見られる観点・例文3本・面接での答え方・NG例をまとめています。構成の基本と願書の欄の書き方は専門学校の志望理由書の書き方で確認できます。

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